ORBより発売されている「Glorious force Lightning-2.5φ」をレビューします。こちらはLightningから2.5mmジャックに変換するアダプターで、価格は1万円とちょっとです。いわゆる変換ケーブルはUSB-DACが主流ですが、本製品は「DACチップを非搭載」といった変わりもの。
軽く説明すると、DACチップとは音を鳴らす専用の部品です。普通ならこれを通して音をよくします。ところが、「Glorious force Lightning-2.5φ」ではDACチップが非搭載なのに、高音質を実現するわけです。なんとも不思議ですよね。
本体です。4NOFC(銅線)に高純度銀メッキを施すことで高音質を実現しているとか。ジャック部分は東プラ製の高品質な物を採用しています。


音質について触れていきます。試聴に使用したイヤホンは「AROMA Witch Girl Pro」です。ケーブルは「EFFECT AUDIO EROS」に交換しています。
真っ先に感じたことは「中高音域の主張が激しい」ということ。そもそも試聴に使用したイヤホンが主張の強い系統ではありますが、それにしても強烈です。キラキラというよりも、線香花火がバチバチと飛び散るように、すこしバチバチとしています。
それだけでなく、低音域もしっかりと出ており、量感のある、ドッシリとした音を鳴らします。また、音の広さもあり、本当にDACチップ非搭載なのか…?と疑いたいのが正直なところ。
個人的には、これ1本あればマニアでもない限り満足いくんじゃないかな?と思います。というか、下手なエントリークラスのDAPよりもいいです。ちょっと言い過ぎかもしれませんが、3~4年前のミドルクラスDAPにも匹敵する音だと感じました。大半の人はこれで満足するのではないでしょうか。

色々なオタクやってます
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