ちょっと前に、「aune bu1」を購入しました。
「aune bu1」は「フル・ディスクリート回路」と呼ばれる構造をしています。通常であれば、この価格帯の製品には搭載されておらず、コスパの良さが目立ちます。最大PCM 32bit/768kHz、DSD512までの再生に対応しているUSBDACです。
スペックは以下の通りです。
サイズ:126x65x18mm
本体重量:210g
USB入力:PCM 32bit/768kHz、DSD512
バッテリー:4000mAh
S/N比:120dB
外箱は二重構造で「MOONDROP KXXS」を連想しました。高級感があっていいですよね。

付属品はMicro USB Type bケーブル、Type-b to Type-C、リセット用のピン、ドライバ用のディスク、冊子類が入っていました。
全体的なデザインは金色をベースにしており、とても高級感があります。
いやらしさのある金色ではなく、どちらかと言えば落ち着きのある金色です。
接続端子は給電用と通信用のMicroUSBポートが各一つずつ搭載されていて、3.5mmヘッドホン端子とラインアウト端子が付いています。
左側面にはゲインの切り替え、電源オンオフ、バッテリー残量の確認、これら三点のスイッチが付いています。
バッテリー残量の確認方法は一度押して
・一度点滅なら10%前後
・二度点滅なら20%前後
・三度点滅なら60%前後
・四度点滅なら80%前後
・五度点滅なら100%前後
となっています。
右側面にはピン形状のリセットスイッチが付いています。
音量はこのダイヤルで調整します。これが緩すぎず固すぎずで結構扱いやすいです。
・バッテリー持ち
あくまで体感レベルですが6時間前後なら問題なく再生可能のように感じました。
基本的にSA700とセットで持ち運んでおり、数時間鳴らしてもバッテリー残量が半分以上あるため結構持つ印象です。
試聴はOnePlus 7 Proに Foobar2000を導入して行いました。
イヤホンはMOONDROP KXXS+純正ケーブルを使用しています。
試聴に利用した楽曲は以下の三曲です。
・EGOIST – Ghost of a smile
・霜月はるか – 羽ノ亡キ蝶
・Yunomi – ココロフロート
真っ先に感じたことは「分離感が強い」こと。解像度単体で見たら私が愛用してるSA700には敵いませんが、分離感はSA700よりも上に感じましたし、音にも艶がのっています。
個人的な意見ではありますが、5万前後のプレイヤーとなら渡り合えるのではないでしょうか。
音の傾向としては全体的にバランス良く鳴っているフラットで、中高音の伸びが結構いいです。しかし、寒色というわけではありません。
人を選ぶような音作りでは無いですね。
後は立体感というか、空間表現?定位?がしっかりしているようにも感じました。それでいてボーカルが近いため、これは”違うな”と電撃が走りました。…とは言っても、経験が浅いので曖昧な感想ですが。
この価格でこれだけの音質が手に入るのであれば申し分ないですね。周囲の人に自信を持って勧めることができる逸品です。
執筆者:CloNis

色々なオタクやってます
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