Final Audio Design(現Final)Heaven VIIの紹介です。
以前からその名称とデザインに心をつかまれ、気になっていたのですが、なかなか中古市場に出回らず・・・
そんな中、たまたま友人と秋葉原に行った際にぐうぜん中古品を発見。視聴後、すぐに購入してしまいました。
今回購入したHeaven VIIには付属品が付いていませんでしたので、外箱やマニュアル類に関しては割愛させていただきます。
本体のデザインは非常にシンプルですがそこに美しさもあり、とても上品な仕上がりとなっています。
ケーブルは非着脱式です。定価が七万近いことを考慮するとちょっと心臓に悪いかな・・・
プラグには3.5mm金メッキを採用しています。ゆくゆくは改造してバランス接続で聴いてみたいですね。
音の方ですが、少なくとも「クリア」には聴こえませんでした。
では、ダメなのか?と言われたら答えは「NO」です。
このイヤホンの良さはクリアに聴こえることよりも「雰囲気」にあると私は考えています。
具体的に述べると、一つのコンサートホールを貸し切って「天国」を作り出しているかのような音だと思っています。
音の傾向はフラット傾向ですが、一筋縄に「フラット」とは言えません。
疾走感あふれるクールさを演出しつつも、温もりのある音をコンスタントに出してくれます。
女性ボーカルの高音なんかはとても艶やかに聴こえますし、一つ一つの音に感情が込められているかのような「人間らしさ」をものすごく感じます。
「音楽」が作る一つの世界を追体験させてくれるのがこの「Heaven VII」なのだと、私は考えます。
執筆者:CloNis

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